お役立ち情報
歯科医院の場合、平均的なユニット数と売上は
ユニット数は3~4台
月間平均売上は300万円前後
です。
一方、数は非常に少ないものの、ユニット3台でも
月間売上1,000万円程売り上げる医院も存在し
自費率の高低が鍵を握っていると推測されます。
自費率を上げたいと希望される歯科医院は多く
最初の目標として自費率30%を上げます。
各歯科医院の価格設定や自費内容によって異なるため
一概にはいえませんが
自費率の利益率は、保険診療の利益率の約2倍です。
自費率が30%になれば、お金に余裕ができ
経営に余裕が生まれます。
例えば、月300万円の歯科医院の場合
保険診療の利益率20%、自費診療の利益率40%と仮定すると
自費率10%&保険90%
:保険270万×利益率20%=54万
自費30万円×利益率40%=12万 計66万円
自費率30%&保険70%
:保険210万円×利益率20%=42万
自費90万円×利益率40%=36万 計78万円
⇒自費率30%になれば
毎月18万円、年間216万円の増益になります。
簡略化のため売上300万円を固定して考えましたが
実際は、自費診療は売上単価が高いので、保険売上が落ちても
売上総額が増え、さらに増益する試算です。
保険診療で忙しい歯科医院の場合、下記ケースが多いです。
ユニット3台+売上300万円前後+歯科医師1人+自費率7~10%未満
平均して毎日30人以上の診察は、目の回る忙しさですよね。
これが自費率30%の場合、当社データでは1時間に2~3人の診察です。
自費診療の単価にもよりますが、約半分の患者数の診察になれば
院長にかなり時間的余裕ができ
何より精神的に余裕が持てるようになります。
組織のトップが時間的余裕を持つことは
視野を広く保つことに繋がり、経営的にもとても重要です。